小・中学校内への携帯電話持ち込み禁止―大阪


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教育行政・教育制度 小・中学校内への携帯電話持ち込み禁止―大阪

12月05日10時15分

 大阪府教育委員会は、2009年3月より、小・中学校の生徒が学校に携帯電話を持ち込むことを原則禁止とする方針を決めた。高校では持ち込みは可能だが、生徒が校内で使用することを原則禁止とするという。

大阪府教育委員会の調査によると、児童や生徒が携帯電話に過度に依存する傾向が強まっていることが分かり、規制が必要と判断した。

2008年7月、大阪府教育委員会が小・中・高校生の携帯電話の使用実態を調査した結果によると、携帯電話を所持している中学1年生の15.6%、高校1年生の32.6%が1日3時間以上にわたり携帯電話を使用していることが明らかになり、中学1年生の10.6%、高校1年生の15.9%が平均に1日にメールを51通送っていた。

橋下徹大阪府知事は「携帯電話は学校に必要はない。携帯電話への依存度が高まれば、学習時間が短くなる」とし、今回の携帯案を発表した。

ただ、子供の安全目的で保護者が求めるという場合は、小・中学校でも学校の判断で登下校時に持たせることを認める。

現在、大阪府教育委員会傘下の学校のうち、多くの学校で子どもが携帯電話を持って登校することを禁じているが、2009年3月からはすべての学校で実施されることになる。

これを受け、河村建夫官房長官は記者会見で、(携帯電話の持ち込みを)全面禁止して構わないと思う。小・中学生が携帯電話を持つ必要はない」と述べ、大阪府の考えに理解を示した。

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