法務省と全国人権擁護委員連合会は、8日から14日までを「子どもの人権110番」強化週間とし、学校でのいじめや親からの暴力など、子どもをめぐる様々な人権問題について電話相談に応じる専用電話の受付時間を延長し、土、日も受け付けることとした。
子どもの人権110番は全国50の法務局に設置されており、法務大臣の委嘱を受けた「子どもの人権専門委員」や、法務局職員が相談に乗っている。普段は平日のみの開設。
東京法務局によると、2007年の1年間で2万3千件程度相談が寄せられ、2008年は7月時点で既に1000件を超え、昨年の同時期と比較するとおよそ50%の増加。このうちいじめの相談は約5千件で、6割は小学校高学年の子どもからだという。
子どもの人権110番は全国共通のフリーダイヤル 0120-007-110。強化週間中は午前8時半から午後7時まで。今週末の土日は午前10時から午後5時まで受け付ける。