東京都内の公立小学校で木刀を持ったモンスターペアレント 学校問題解決サポートセンターが対応


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不登校・いじめ・事件 東京都内の公立小学校で木刀を持ったモンスターペアレント 学校問題解決サポートセンターが対応

08月24日11時00分

 東京都内の公立小学校で、木刀を持った保護者が校長室に乗り込み理不尽な要求を繰り返すという問題があり、学校側が東京都の「学校問題解決サポートセンター」の支援で、2009年8月22日に問題解決をはかったことが分かった。学校問題解決サポートセンターはモンスターペアレント(問題親)などの問題解決のため、東京都が5月に設置した全国初の専門機関で、今回が初の解決例。東京都教育委員会は「学校だけで解決するのは難しいトラブルが増加している」と学校問題解決サポートセンターのような専門機関の重要性を指摘している。

 東京都教育委員会によると、児童の入学直後から何度も木刀をもって校長室に乗り込み、校長を繰り返し恫喝し、教員の子供に対する接し方や、子供にかけた言葉などに対して、あらゆる文句をつけてきたという。木刀を横に置き威圧され、恐怖心を感じた学校側が6月中旬になって学校問題解決サポートセンターに相談した。

 学校問題解決サポートセンターでは専門家チームで対応を協議し、「校長以外に保護者とのかかわりを持てる人をつくる」「威圧はあるが暴力的な行為はないことから、親心をもっと見ていく努力もする」などを助言し対応した。保護者からも一応の理解を得られ、その後のトラブルは起きていないとのこと。

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