龍谷大学は22日、1月に実施した入試を欠席した受験生1人に合格通知を誤送付していたと発表した。欠席した受験生の座席に別の受験生が間違えて着席し、受験し、大学側が気付かずに2人を取り違えたのが原因。受験番号を間違えた受験生1人を合格にしたほか、学科間による調整で別の受験生2人も繰り上げ合格とした。
同大学によると、1月24日の「一般入試A日程」で、欠席した受験生の座席に別の受験生が間違えて着席。当日受験した計3科目の答案用紙に机のシールに記載されていた欠席者の番号を記入した。試験監督の大学職員が計3回、資料の顔写真や受験番号との照合作業をしたが、気付かなかったという。
そのまま受験して合格点に達したため、欠席者に通知が届いた。大学は欠席者を不合格、欠席扱いとなっていた受験生を合格とする措置をとった。
同大学によると、2月9日に合格通知を受け取った欠席者本人からの問い合わせでミスが発覚。試験会場では監督の職員が手元の資料にある顔写真と受験生の顔を照合していたが、別人と気づかず、採点は解答用紙の受験番号をもとに行ったという。監督の職員1人を厳重注意した。