高校男子寮に喫煙室 条例違反容疑で書類送検 愛知県


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高校 高校男子寮に喫煙室 条例違反容疑で書類送検 愛知県

12月01日11時05分

 愛知県新城市の私立黄柳野(つげの)高校(辻田一成校長、生徒数231人)の男子学生寮4棟に、「禁煙指導室」という喫煙室を設置したとして、愛知県警少年課と新城署が愛知県青少年保護育成条例違反(喫煙場所の提供)容疑で黄柳野校と寮を家宅捜索していたことが30日、分かった。 家宅捜索では灰皿などが押収された。愛知県警は教職員らから事情聴取し、容疑が固まり次第、黄柳野高校関係者を書類送検する方針。

 黄柳野高校では2007年1月、女子寮で、たばこが原因とみられるぼやが発生する事件が起きており、寮が山間部にあることから山火事を懸念。全寮に喫煙室の設置を検討したが、女子生徒からの反対意見が挙がり、男子寮4棟に1室ずつ設置された。灰皿は生徒が用意したという。

 辻田一成校長は「禁煙指導室であり、喫煙室ではない」としながらも、「喫煙を容認していると受け止められても仕方がない」と話している。
 同校は12月1日に全校集会を開き、これまでの経緯や今後の方針などを説明する。

 黄柳野高校は1995年開校。不登校や高校を中退した生徒を全国から受け入れる全寮制の高校。生徒数231人のうち、約1割は成人だという。

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