大阪府は9日、四條畷保健所管内(大東、四條畷、交野の3市)の府立高校で、生徒・教職員21人と生徒の家族3人の計24人が結核菌に集団感染したと発表した。うち生徒2人は結核を発症して入院している。
大阪府によると、3月上旬から咳が続いていた男子高校生が、3月22日に自宅近くの病院を受診したところ結核を疑われ、23日に専門病院を受診し結核と診断された。
四條畷保健所が約1ヶ月かけて、この男子高校生と接触した家族や親族ら17人と高校関係者218人の計235人を健康診断をしたところ、同学年の別の男子高校生1人が同じ遺伝子型の結核菌に感染し発症していたことが分った。他に22人が結核菌に感染していることも判明した。
発症した2人はともに入院して治療中だが、他の22人は症状はでておらず、薬を飲むなど医師の治療を受けている。