勤務先の学習塾の屋上で大麻を栽培していたとして、愛知県警薬物銃器対策課と一宮署は8日、愛知県一宮市末広2、「野田塾」西春校校長、藤原一臣容疑者(37)を大麻取締法違反(栽培)容疑で現行犯逮捕した。愛知県警によると、藤原容疑者は3階建て校舎の屋上で大麻草6株を栽培していたとされる。調べに対し「人目にもつかないし、日当たりも良かったので屋上を使った」と供述し、容疑を認めているという。
容疑は愛知県北名古屋市九之坪の野田塾西春校屋上で、大麻草6株を栽培していた疑い。衣装ケースの中に、水をしみこませた園芸用の綿を詰めた鉢を6つ並べ、1株ごとに発芽させていたという。4月に情報提供があり、捜査していた。愛知県警はインターネットで種を入手したとみて入手経路の解明を進めている。
野田塾本社(愛知県津島市)によると藤原容疑者は1995年に入社。南陽校(名古屋市)、尾西校(一宮市)の校長を務め、2007年から西春校に勤務、英語と社会の授業を担当していた。西春校では小学4年から中学3年の約130人が受講していたが、屋上には塾生が出入りできないようにしていた。