駿河台学園、外国人のための日本語能力評価試験(JPET)を実施


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学習塾・予備校・企業 駿河台学園、外国人のための日本語能力評価試験(JPET)を実施

配信元:私塾界 02月13日09時07分

駿台予備学校を運営する学校法人駿河台学園(東京都千代田区、山﨑良子理事長)は、2019年5月より日本語を母語としない外国人向けの日本語能力を評価する検定試験(通称JPET=ジェイペット)を実施することを明らかにした。

同学園は、1988年から日本語を使って仕事や勉強をする外国人や日本語を学ぶ外国人のために日本語教育を行っており、そこで実施されていた日本語能力を評価するテストを広く活用できるように公開するという。

評価は客観的な得点(0~1000点)で示す。合否を判定する検定試験とは異なり、ひらがな・漢字を習いたての方からエキスパートレベルまで、全レベル対応型試験で広く評価することができる。

実施回数は年間11回。必要な時に利用でき、企業の人材採用や高等教育機関の出願資格としての利用のタイミングに柔軟に対応できるほか、昇進試験などでの利用も可能だという。実社会で使われている表現・語法・文法・語彙を多く問題に取り入れ、実生活で使う日本語能力を評価する。

企業単位・学校単位の団体受験が可能で、受験後の指導に必要なデータを提供する。また、日本語学校や専門学校・大学では日本語能力試験JLPT(※)の模擬試験としても有効だという。試験会場は国内だけでなく、駿台グループの海外校を拠点として海外でも実施を検討している。

日本に留学している外国人留学生は29万8980人(2018年5月1日時点、日本学生支援機構調べ)、外国人労働者数は145万463人(同年10月末時点、厚生労働省調べ)でそれぞれ前年の12.0%増、14.2%増となっている。

※日本語能力試験JLPTについて:国際交流基金と公益財団法人日本国際教育支援協会が主催し、年2回実施。試験は5段階(N1~N5)で行われる。

私塾界

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