父親をフィッシングナイフで殺害、13歳少年を補導 島根県出雲市


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中学校 父親をフィッシングナイフで殺害、13歳少年を補導 島根県出雲市

07月08日10時27分

7月7日、正午ごろ、島根県出雲市の住宅の台所で、この部屋に住む男性会社員(43)が首の右側を刃物で切られ死亡しているのを、訪ねてきた勤務先の関係者が見つけ、110番通報した。出雲署は、中学2年の次男(13)が「父親をナイフで刺して殺した」と認めたため補導し、児童相談所に通告した。

 捜査1課などによると、父親は上下とも下着姿で台所前で倒れていた。首の右側には長さ約5センチの切り傷があり、遺体の近くの床にはフィッシングナイフ(刃渡り約12センチ)が落ちていた。
 発表によると、男性は会社員の妻(42)と長男(20)、次男の4人家族。7月7日朝は長男、妻が出勤し、男性と次男が自宅にいたという。次男は父親を刺した後、登校したとみられる。登校した際、着衣に血は付いていなかったといい、島根県警は着替えをしたとみて調べている。校内では特に変わった様子などは見られず、昼ごろに少年の自宅などから父親死亡の連絡があり、早退したという。
 近所の人たちによると、会社員男性の自宅からは親子でけんかをしているような声がよく聞こえていた。最近、次男が家出をし、男性が夜遅くまで自宅周辺を捜し回っていたのを、多くの住民が見ている。次男は自宅に戻った後、男性と長男から「しつけ」と称して、きつくしかられ、暴力も受けていたという。
 補導された少年は14歳未満であるため、「触法少年」として扱われ、刑事責任は問われない。警察は今後、児童福祉法に基づいて、次男を児童相談所に通告するとともに、父親を殺害した理由について詳しく調べることにしている。

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