ひき逃げ事件、大阪府警が少年を誤認逮捕


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その他 ひき逃げ事件、大阪府警が少年を誤認逮捕

07月10日10時45分

大阪府警は7月9日、大阪府貝塚市で昨年7月にあった軽傷ひき逃げ事件で、誤って当時高校生だった泉南市の男子専門学校生(18)を自動車運転過失傷害や道交法違反(無免許、ひき逃げ)の疑いで逮捕していたと発表した。約6時間後、事件発生時の運転者が、同乗していた無職少年(19)だった疑いが強まり、専門学校生を釈放したという。大阪府警貝塚署は「年齢や顔つきが似ていたため誤った」としている。

 発表によると、昨年7月2日夕方、大阪府貝塚市石才の府道で、運転していた無職少年を含む3人が乗った乗用車が窓ガラスに黒いフィルムを張って走行していたため、整備不良の乗用車として大阪府警3方面機動警察の隊員が停止を求めたが、逃走したためパトカーで追跡。車は約550メートル先の交差点で信号待ちの車2台に相次ぎ衝突して大破した後、乗っていた少年2人、少女1人が車を放置して走って逃げた。衝突された車のうち1台の男性(27)が軽傷を負った。
 その後まもなく、隊員が約600メートル先の茂みに隠れていた専門学校生を発見し、道交法違反(無免許運転)容疑で現行犯逮捕した。事件は貝塚署が引き継いだが、専門学校生は調べに対し「運転していない」と容疑を否認。直後に割り出した当時高校2年の女子生徒(18)も「運転していたのは無職少年」と証言し、約6時間後に釈放されたという。
 無職少年は行方をくらませていたが、大阪府警貝塚署はその後の捜査で所在をつかみ、6月29日、道路交通法違反(無免許運転、ひき逃げ)と
自動車運転過失傷害の容疑で逮捕するとともに、専門学校生と女子生徒についても7月8日、道路交通法違反(整備不良ほう助)容疑で書類送検した。

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