中央大法学部も都心回帰へ、新設学部も視野に


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その他 中央大法学部も都心回帰へ、新設学部も視野に

配信元:私塾界 09月03日08時12分

zakzak(8月28日付)が、中央大学の久野修慈理事長にインタビューしている。

(以下一部抜粋)

――中央大学が専門職大学院に続き、学部の都心回帰を計画しているとの噂が流れ、駿河台近辺の大学が戦々恐々としていると言われている。

「中央は多摩に引っ込んで停滞しているとの見方があるのは知っている。多摩キャンパスは教育研究面の環境は非常に優れているが、就学環境や就職活動、アルバイト等には不便で、社会的環境が変化する中で厳しい側面を持ちつつあることは認識している」

「そこでわれわれはまず、アカウンティング(会計)、ロー(法科)、ビジネス(経営)の3専門職大学院を順次、都心に開設してきた。このことで、例えばロースクールは司法試験合格者数で、再び東京大学と競うところまできた。そこで次に、現在多摩にある学部の都心回帰も政策として視野に入れる時が来ていると考えている。国際的立場も一層強化しなければならない。私は常々そのことを福原(紀彦)総長以下、教学関係者に話している」

――どういう学部をどういう形で、という具体的プランはあるのか。

「私なりに持っているが、将来の教育環境を踏まえ研究していくことになる。しかし少子化は急速に進んでおり、現状を10年も放置しておけば、国内外の大学間競争に後れを取ることになりかねない。大学経営者として国際化にも対応しなければならないし、ライバル校との間での優秀な学生の争奪戦にも負けるわけにはいかない。5年以内、できればそれよりも早く都心回帰の方向性を見いだしたい。その場合、専門職大学院と連動させた教育内容の充実から考えると、法、経済、商学部が優先されることになろう。場合によっては各学部の3年次以降を移すこともありうる。中央は法学部を代表に東大と闘ってきた大学だから、他私大を含めここで負けるわけにはいかない」

私塾界

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