慶応義塾大学269億円の赤字 評価損は約170億円


  1. 教育情報サイトeduon!ホーム
  2. 教育ニュース
  3. 大学
  4. 慶応義塾大学269億円の赤字 評価損は約170億円

大学 慶応義塾大学269億円の赤字 評価損は約170億円

05月29日12時26分

慶応義塾大学を運営する学校法人慶応義塾(東京都港区)が、平成20年度の決算で、経営状況を示す消費収支で約269億円の支出超過(赤字)、評価損が170億円となったことが27日ホームページの発表で分かった。

学校法人慶応義塾は、27日269億円の支出超過をホームページで発表した。
資産運用をめぐって有価証券の価格下落などに伴い、約170億円の評価損を計上したことが大きく影響した。
学校法人慶応義塾のホームページで公表された決算資料によると、3月末時点で約1343億円分の有価証券を保有していたが、金融危機による株価の大幅下落と急速な円高の影響で、国債などの価格が減ったうえ投資信託の運用状態が悪化。会計基準に基づいて、簿価との差額約170億円を評価損として計上した。また、有価証券の価格下落に伴う含み損も約366億円に上り、約225億円だった前年度の含み損から大幅に拡大した。

学校法人の決算は6月中には出そろうが、日本私立学校振興・共済事業団の調査によると、デリバティブ(金融派生商品)取引を行っている大学・短大は69法人にのぼる見通し。



学校法人慶応義塾
http://www.keio.ac.jp/ja/about_keio/data/report/index.html

日本私立学校振興・共済事業団
http://www.shigaku.go.jp/

掲示板 このニュースについて掲示板のトピックを立てる