底辺校と呼ばれる学校の実態をあなたはどう思いますか。


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【38087】底辺校と呼ばれる学校の実態をあなたはどう思いますか。

2014年03月16日 21:21
beatechさん 2年前、県内のとある学力底辺校(私学/高校)に1年だけですが、
常勤講師(契約講師)として赴任した経験を書きたいと思います。
乱文で拙文ですが、ご容赦ください。

まず、そうした底辺校の役割は非行少年の保管所でしかありません。
私が赴任して間もない頃、その学校で勤続が長い先輩教師との会話で、
そういった話を聞かされることになりました。
非行少年なんて高校になど来なくてもいいじゃないか?と思い、
その先輩教師に話をしたところ、返ってきた答えがそれでした。
中学生にして少年犯罪に手を染め、窃盗・傷害事件を起こし
鑑別所/少年院送致となり、中学在学期間中やもしくは
卒業年齢から1年以内の範囲で出所した非行少年たちは
在籍していた中学校から、底辺校でもいいからと高校への入学を
薦められます。その理由は、非行少年の親(たいてい片親家庭)は
ほとんどのケースにおいて保護者としての責任能力が十分に果たせない、
もしくは果たす意思がないものとして、家裁などから見なされており、
学校にも在籍していない非行少年が再び罪を犯してしまうと、
再び、鑑別所/少年院送致とされてしまうからなのです。
そこに「学校」が絡んでくれていると、学校が少年を保護、監督し、
十分な責任能力を果たしてくれる可能性が高いと見てもらえるので、
仮に少年が罪を犯しても、学校がバックにいてくれてるから
という理由で、保護観察処分で済むケースが多々あります。
つまり学校は少年たちの親の代わりに責任を持つのが役目であり、
学校として学問教育が出来るかどうかなどは二の次三の次です。
その時点で、義務教育後の高校課程としての役割は失っています。

さて、次に述べておきたいのは、底辺校に在籍する生徒が
罪を犯した場合どうなるのか、です。
私もその学校で教員として勤務していたとき、在籍生徒複数名が
校外でバイクや自動車の窃盗事件を起こし、補導されました。
盗難バイク数台の所有者複数名のうち1名は被害届を提出。
ほか数名の方は、学校、本人、警察官の早急な謝罪対応で
被害届の提出前にお許しをいただきバイクも無事に戻せたのですが、
うち1台は窃盗後、乗り捨てた後、また第三者によって盗まれ、
所在がわからなくなってしまい、被害届を出されてしまいました。
しかし、この方にも謝罪に向かい、バイクの購入代金を賠償し、
後日、被害届を取り下げていただくことができました。
また、ある日には他校の生徒とその友人らを殴打し、
傷害事件に発展しかけたこともありました。
こちらも、学校側と親身な地元警察の方で、誠心誠意謝罪をし、
治療費+αを支払うことを条件に被害届を提出されずに済みました。
こんなことというのはごく日常的に起こっているのです。

では、このような暴力的な非行生徒は外部でしか事件を
起こさないのでしょうか。答えはNOです。学校内でも頻繁に
校舎裏での喫煙、スクールバスの乗っ取り、器物の破損、
生徒間暴力、そして対教師暴力まで起こすのです。
ここでピックアップしたいの対教師暴力です。
生徒が外部で事件を起こした際に教員は地元警察とともに
謝罪に向かい、火消しに躍起になるわけです。
外部で起こったことでさえ、表沙汰にならないよう生徒側に立ち、
火消しに向かう教員が、自身が被害者となった場合はどうか。
この場合、被害に遭った教員が被害届を出さなければ、
何もないし、被害を訴えなければいいだけ、となるのです。
何もしないわけにもいかないので、別教員らで形式的には指導し、
3日ほどの停学などの処分をする、そのくらいのものです。
3日間の停学と、200字ほどの馬鹿みたいな反省文の提出後、
生徒はまたケロッとした顔で生活するわけです。
また停学といっても、通常の学校のように自宅待機にはしません。
親は子ども停学期間中、家庭でしっかり指導をすべきですが、
そんな底辺校の非行生徒の親は先ほども書きましたが、
親としての責任を果たす気などまったくないのです。
すると、停学にしたら逆に野放しとなり、野外に出歩かれるのです。
したがって、停学でありながらも逆に「停学期間中は、
あなたは処分中なんだから、絶対に登校しなさい!」なのです。
そして3日間の停学期間を指導期間と位置づけ、別室で
何かを写すなど、単純作業系の学習を教員が付きっきりでさせ、
毎日昼には教員と意思疎通の会話をし、最終日に反省文を書かせ、
ていうような普通の学校の停学とはまったく違う停学なのです。
そんな停学処分で彼らが懲りるわけもなく、また暴力を振るいます。
そういった中で、体育会系の血の気溢れる教師以外は生き残れず、
暴力を振るわれてもこちらが何かを仕返したら体罰ですから、
何もできず、ただやられっぱなしになり、辞めていくのです。
各教科、複数名の教諭が必要な中、全教科内の全教員に
そのような体育会系の人が揃うことはなく、契約講師もいて、
中には気優しい、大学新卒の若手講師もいるのです。
そういう教師は心身ともに耐えられなくなり、鬱になる人もいます。
年度の途中で辞めていく人も複数います。

年度途中で教師が辞めてしまうような学校、と書くと、
教師の勤め先として良い学校を増やしたいから、
このようなことを書いているのかと思われてしまうかもしれません。
私がここで訴えたいのはそんなことではありません。
これを日本の教育や法制度の問題として訴えたいのです。
鑑別所や少年院でしっかりとした更生ができず、
再犯の可能性の高い非行少年を社会に出し、
非行少年が小さな再犯でとにかく被害届を出されないよう、
一緒に謝りに行ってくれる教師(底辺校)に預けてしまう。
それが本当に非行少年に対する適切な法の対応なのでしょうか。
対教師暴力なんてよほどの重傷を負わされない限り、
なかったことにしてしまう、そこまでの実態だと知らずに赴任し、
下手をすれば鬱など心身症を発症し一人の先生が人生を棒に振る、
そんな学校があっていいのでしょうか。

このような私立底辺校や公立の困難校の実態をあなたはどう思いますか。

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