全国約130の刑務所や少年院に収容されている人物に対し、それぞれの施設内での「高校卒業程度認定試験」の受験を可能にするとの発表を文部省･法務省がおこなった。
出所後の進学や就職に対して選択肢を広げ、円滑な社会復帰を促すことにより再犯防止の効果を見込んでいる。
試験は今年8月から実施され、これまでの収容者が試験をうけるために施設の職員の試験会場までの付き添いが必要だったが、今後は職員立会いの下施設内での受験が可能になる。
現在、刑務所内で高校を卒業していない者は約7割、少年院では高校中退者が約3割いると両省により発表されている。
