「モンスターペアレント」対応マニュアルを作成 大阪市教育委員会


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教育行政・教育制度 「モンスターペアレント」対応マニュアルを作成 大阪市教育委員会

04月11日10時58分

 大阪市教育委員会は10日、学校に対する保護者らの苦情や理不尽な要求に適切に対処するため、教員向けの手引書「保護者とのいい関係を築くために」を作成したと発表した。

 マニュアルは学校への無理難題の要求に関する研究で知られ、『悲鳴をあげる学校』などの著作がある小野田正利・大阪大学大学院教授(教育制度論)らが協力。基本的に保護者や地域からの要望や苦情を「無理難題」と受け止めず、前向きな提案と考える手法について解説している。

 また市内の小中学校を対象に集めたアンケートで寄せられた250例を中心に選んだ12の具体例も列挙。「子どもが授業中の落書きを注意され、学校に行きたくないと言っている。落書きは授業が面白くないからだ」と苦情が続いた例なども盛り込まれている。

 手引書は、近く市立の小中学校の全教員約1万人に配布する。市教委は「保護者と信頼関係を築くことが大切。校内研修や学校独自のマニュアル作りに役立ててほしい」としている。

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