講師向け「塾」を開講/奈良


教育行政・教育制度 講師向け「塾」を開講/奈良

04月28日16時17分

 奈良県教育委員会は、県内の小学校などに勤務する常勤・非常勤の講師の指導力向上を図るために、県教育委員会の指導主事らが実践的な演習教育などを行う「講師塾」を近く開講する。

 教職員課によると、7月までに全6回の講座を開く。具体的には、講師経験3年以下対象の「小学校スタンダードコース」、同4年以上の「小学校アドバンスコース」、教科別の「中学校・県立学校コース」-の3コースに分け、月2回のペースで指導主事らによるモデル授業の参観や模擬授業、生徒指導・学級経営に関する研究協議などを行う。

 県内には約1000人の講師がいるが、対象者を国公立・私立、常勤・非常勤を問わず公募したところ、予定定員の70人を大幅に上回る102人が応募。県は全員の受講を認め、102人を10班に分け、各班に指導主事3人ずつを配置して対応することにした。

 同課は「日々の教育活動ですぐ活用できる内容としたが、予想以上にニーズが高かった。来年度以降も続けたい」としている。

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