高等学校にて異例の禁煙教育を議論 和歌山県


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教育行政・教育制度 高等学校にて異例の禁煙教育を議論 和歌山県

05月30日15時04分

禁煙運動を進める市民団体「たばこ問題を考える会・和歌山」は29日、和歌山市西浜の県立和歌山工業高校にて「禁煙教育の今までとこれから」を開催した。禁煙イベントが高等学校で開かれるのは異例である。

31日は世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」である。これを前に開催された和歌山の禁煙フォーラムでは、校内禁煙の実践や未成年喫煙の実情などについて教育関係者が講演、約40人の市民らが耳を傾けた。

未成年者の喫煙率は過去10年で大幅に減少している。国委託の調査では、15年前、男子高校生の5人に1人が毎日喫煙していたが、2008年には20人に1人にまで減った。成人でも同様に減少している。この理由としては昨年10月のたばこ税増税により1箱100円以上の値上げが行われたことが大きい。平成22年度のたばこの販売本数は日本たばこ協会の調査開始以来過去最低を記録している。

また、和歌山県、教育委員会健康体育課の味村昌彦指導主事は、全国に先駆けて平成14年度から公立学校の敷地内での全面禁煙化について報告した。

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