東京都は20日、子どもが利用しても安全な携帯電話の推奨基準を、全国で初めて設定した。この基準に基づき東京都青少年健全育成条例の規則が定められ、7月1日から施行される。
推奨基準は、子供を犯罪被害や有害情報から守るなどの目的により設定された。
小学生向けの携帯では、保護者が登録した相手とのみ通話やメールができ、インターネットの機能がないものとされた。中学生以上向けの携帯では、インターネットの利用は推奨サイトのみ可能とし、さらに深夜の利用制限などの機能も持つものとされた。
東京都によると、推奨基準は携帯電話会社が対象でユーザーに強制力はない。基準を満たす機能を持った携帯電話は、東京都の検討委員会を経た後10月以降に首都圏で販売される予定。