デジタル授業 "関心意欲"を高める


教育行政・教育制度 デジタル授業 "関心意欲"を高める

配信元:私塾界 04月09日08時19分

国立教育政策研究所は、小中学校デジタル教材の整備と利用に関する調査の集計結果をまとめ、この度公表した。

学校側の調査「デジタル教材の管理と運用」では、校務サーバには、校務分掌、印刷教材、指導案等が保存・共有されており、保存方法は小学校では学年中心、中学校では教科・学年・個人が同程度の比率だった。

コンテンツサーバには、デジタルテレビ用として教材が保存・共有されており、保存方法は小学校では学年中心、中学校では教科・学年・個人が同程度の比率だった。また、小中共通して多いのが動画教材で、小学校では音声教材が多いのが特長だった。校内研修会の実施、訪問サポート研修講座の実施などでICTの取り組みが見られ、今後も活用を推進する取り組みを増やそうという学校も多い状況がわかった。

教師側の調査「デジタル教材の利用と先生の意識」では、教材研究に要する時間は一日平均、30-60 分程度、デジタル教材については平均30分程度となっている。教材研究には教科書関連の情報が多く利用されている(教科書、教科書の指導書、教科書出版社のWebサイト)。教材や授業に関する情報をさがすときは、インターネットのキーワード検索が多く利用されている。

多くの先生がデジタル教材の利点を理解していて、利用したいという意欲も高くなっている。デジタル機器の利用は、デジタルテレビや電子黒板の利用率は高くなっている。デジタルテレビや電子黒板の授業での利用は、導入>展開>まとめの順だった。パソコンは展開で多く利用されており、デジタルテレビや電子黒板を授業で使うと、“関心意欲を高める”、“分かりやすくなる”と感じている。

多くの先生方が、デジタル教科書を積極的に使ってみたいと思っており、特別支援学級では、通常の学級と比較してデジタル教材を利用する割合が高くなっていることがわかった。

私塾界

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