静岡県、医師確保のため高校生対象に講習会


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教育行政・教育制度 静岡県、医師確保のため高校生対象に講習会

配信元:私塾界 05月31日08時18分

中日新聞(5月23日付)は、地元出身医師の確保を目指す県が12月、医師を志す県内の高校1、2年生を対象にした講習会を開くと報じた。

医学部受験専門予備校の専門講師に勉強法をアドバイスしてもらうほか、医療現場で活躍する有名医師に心得や生活を語ってもらおうとの試み。県の担当者は「医師確保には、まず医学部合格から」と意気込む。

県健康福祉部と県教委は2008年度から毎年夏に「こころざし育成セミナー」を開き、病院見学などで医師志望の生徒の動機づけに一役買ってきた。新たに始める講習会は、医学部進学率をより高めようとの狙い。

県によると、2011年度に大学医学部に進学した県内の高校生や浪人生は168人。全国の医学部定員の合計数を人口比で計算すると、県内の合格者数は265人が適正とされるが、実際は百人近く下回った。

県は医学部合格につながる効果的な方法として、高校1、2年のうちに医学部進学のための勉強法の指導を専門家から受ける必要があると判断。県教委などを通じて県内外の著名な予備校講師の選定を進め、夏ごろに人選する。医師のやりがいを伝授する県内の現職医師も招く考え。担当者は「医師になる道のりを県として支援したい」と話す。

講習会は、冬休みの1日を予定。会場は県内を東中西部に分け、最大3カ所になる見込み。8月に開催予定の育成セミナーに参加した高校生を対象とする。講習会、セミナーともに参加費は無料。セミナーの参加者は6月初旬から県健康福祉部が募集する。 

私塾界

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