市議会で「学力アップ」の条例可決へ 釧路市


  1. 教育情報サイトeduon!ホーム
  2. 教育ニュース
  3. 教育行政・教育制度
  4. 市議会で「学力アップ」の条例可決へ 釧路市

教育行政・教育制度 市議会で「学力アップ」の条例可決へ 釧路市

配信元:私塾界 12月20日08時47分

朝日新聞北海道版は、釧路市議会で14日、小中学生の読み書きや計算能力を向上させるための条例が可決される見通し、と報じた。学校に目標到達度の公表を義務づけ、家庭にも学習環境づくりを求める内容で、罰則はない。学力アップを条例で定めるのは非常に珍しい。

2007年に始まった全国学力調査で、北海道の児童生徒は毎年、全国平均を下回っている。とくに小学生がふるわず、今年度も、国語A、算数Aがともに都道府県別で46位。釧路市は07~10年度に北海道全体の平均を下回っていた。

市議の有志約10人が超党派で議連を昨年6月に結成。条例案(基礎学力保障条例)をつくり、議員提案した。14日の市議会本会議で賛成多数で可決される公算大。「基礎学力保障条例」の内容は、基礎学力の習得のため、市は適切な人材を配置し、財政措置を講ずる▽教育委員会は必要な教員の確保や配置を十分に配慮する▽学校は習得状況などを公表する▽保護者は学習の習慣化、学習時間の十分な確保など環境づくりをするなど。条例の効果は未知数だが、蝦名大也市長は前向きな姿勢を示している。

私塾界

掲示板 このニュースについて掲示板のトピックを立てる