文部科学省の有識者会議は11月6日、現在は正式教科でない小中学校の「道徳の時間」を「特別な教科」に格上げし、検定教科書の使用を求める素案を固めた。
11日の会合で提示し、年内に最終的な提言をまとめる。道徳の教科化にあたっては成績評価が困難とされてきたが、素案では、5段階などの数値による成績評価はせず、記述式で児童生徒の取り組み状況を評価することにした。また、他教科と同様、民間会社が作成する教科書を国の検定のうえ使用する。ただし教科書ができるまでは文科省がつくる「心のノート」が教材として使われる。