29日午前9時40分ごろ、鹿児島県菱刈町川南の川内川で、近くの会社員荒武和也さん(29)の長女で本城小3年の瑠利さん(8)と弟(7)がおぼれた。弟は駆けつけた中学生に救助され無事だったが、瑠利さんは搬送先の病院でまもなく死亡した。
大口署の調べでは、2人は河川敷で遊んでいて、龍也君が誤って転落。瑠利さんは助けようとして飛び込んだらしい。2人は近くの自宅から祖母に車で送ってもらい河川敷に来ていた。
2人が通っている鹿児島県菱刈町本城小の中野茂隆教頭(47)は「子どもだけで川に遊びに行かないようにと、28日に指導したばかりだった。瑠利さんは弟思いの優しい子だった」と話した。