首都高速高架下でホームレスの男性に集団で暴行し、けがを負わせたとして、警視庁少年事件課は22日、東京都江戸川区の江戸川区立中学3年や無職の男子計4人を傷害容疑で逮捕し、1人を補導したと発表した。警視庁少年事件課によると、少年らは「ゲームで敵を倒す感覚」で、ホームレスを襲っていたと供述している。
警視庁少年事件課と東京都江戸川区小松川警察署によると、逮捕容疑は、2月10日午後9時ごろ、東京都江戸川区松江2の首都高速7号線高架下で、5人の少年らが、ホームレス男性を植木の支柱で殴り、頭などに約10日間のけがをさせたとしている。男性が近くの公園などに逃げ込んだ後も、少年らはホームレス男性を追いかけて約40分間暴行を続けた。
警視庁少年事件課によると、少年らは昨年12月ごろから集団で数回襲撃していた。きっかけは、ホームレス男性の走り方が人気ゲームソフト「モンスターハンター」の敵のキャラクターに似ていることだった。