山梨県甲府警察署は２００９年９月２７日、自動車運転過失傷害と道交法違反（ひき逃げ）の疑いで、山梨県中央市大鳥居、大学生根本悠平容疑者（２０）を逮捕。この事故を処理していた警察官に暴行したなどとして公務執行妨害の疑いで、根本容疑者の知人で、自称山梨県中央市中楯、無職塩沢勇容疑者（２１）を現行犯逮捕した。
根本容疑者の逮捕容疑は、２００９年９月２７日午前２時４０分ごろ、山梨県甲府市徳行２丁目の市道交差点で乗用車を運転、２台の乗用車に衝突する事故を起こし、２台の運転手と同乗者の１９～２６歳の男性５人に軽傷を負わせ、車を置いたまま逃走した疑い。
山梨県甲府警察署によると、根本容疑者は９月２７日午前８時すぎに同署に出頭した。事故当時、信号機は根本容疑者側が赤色点滅で、笛吹市の男性側が黄色点滅だったという。
塩沢容疑者の逮捕容疑は、９月２７日午前２時４５分ごろ、現場の市道で事故処理中の同署地域課の巡査部長（５６）の服を後ろからつかんで約５０メートル引っ張り、根本容疑者から引き離すなどして、公務を妨害した疑い。この間に根本容疑者が逃走したという。署員にけがはなかった。
山梨県甲府警察署によると、塩沢容疑者と根本容疑者は知り合いで、事故の前まで一緒にいたという。塩沢容疑者が酒に酔っていたことから、山梨県甲府警察署は根本容疑者が飲酒運転していた可能性もあるとみて調べている。
