勤務先の広島県三原市立小学校で、教え子の女児10人に性的暴行やわいせつな行為を繰り返していたなどとして、強姦(ごうかん)、強姦未遂、強制わいせつ、児童福祉法違反の各罪に問われた広島県三原市中之町3丁目、元小学校教諭森田直樹被告(43)の公判が7月1日、広島地裁(奥田哲也裁判長)で行われた。検察側は「教師の立場を悪用し、多くの女児を心理的に操り、わいせつ行為に及んだ前代未聞の犯行」として、各罪を加重して有期刑の上限に当たる懲役30年を求刑した。判決は9月14日の予定。
森田被告は、約4年8カ月間に児童10人に対する女性暴行46件、強制わいせつ13件、女性暴行未遂11件などの罪で起訴されている。検察は論告で「ビデオで撮影し、口止めさせた」「被害者の楽しい小学校の思い出をめちゃくちゃにした」「教師と生徒の信頼関係などを崩壊させ、教師への信頼をおとしめた」などと主張。森田被告が女児に、行為を口外すれば勉強やスポーツを教えないなどと口止めしていたと指摘し、「女児の心を操って、犯行に及ぶ巧妙さと執拗さは言語道断」と指摘した。
森田被告は「被害者や保護者には一生を台無しにしてしまい、申し訳ありませんでした。自分がこれからどのように生きていくかで償っていきたい」と謝罪。弁護側は、被告は反省し、懲戒免職になるなど社会的制裁も受けているとして、刑の軽減を求めた。判決は9月14日に言い渡される。
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