埼玉県の上田清司県知事は会見で、県内の保育所や小・中学校や高校の校庭など100か所で、大気中放射線量の測定を行い、結果を公表すると発表した。
埼玉県は、一台50万円から60万円する持ち運び可能な放射線測定器を4台購入し、7月にも測定を開始したいとしている。同県では衛生研究所(埼玉県さいたま市)で3月から大気中放射線量を公表してきたが、学校での測定を望む声が保護者らから寄せられたため、実施を決めた。
中学校と高校の校庭では高さ1メートル地点、小学校と幼稚園の校庭・園庭では高さ約50センチ地点での1時間あたりの放射線量を測定する。この結果をみて、定期的に検査するかどうか判断するとしている。