上智大と英検が新英語テスト共同研究 英語入試問題を改革


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受験・入試 上智大と英検が新英語テスト共同研究 英語入試問題を改革

04月16日17時21分

 上智大学と日本英語検定協会(英検)が新しい英語の試験「アカデミック英語能力試験」の共同開発を始めた。
 上智大学の入試改革の一環として、読む・聞く・話す・書くの4技能を測る問題を研究開発し、他大学も入試で利用できるようにする。高校の新しい学習指導要領では、原則英語で授業を行うなど英語教育の改善が打ち出されており、大学入試問題の改革が求められている。

 テスト開発は、上智大学がテスト開発室を設置、英検が協力して問題作成やテスト結果の分析を行う。平成22年5月にサンプルテストを発表、9月実施予定のAO入試で第1回を実施し、平成24年度入試から本格実施を目指す。年複数回実施し、他大学も利用できるようにする。

 大学の2次試験の英語の問題は長文読解や文法、英作文などが中心だが、聞く・話すなどの能力は面接などを活用しないと測れない。一方、英検の問題は、日常生活やビジネスなどの実用的な英語能力が分かるが、学術研究の場での英語能力は想定されていない。

 大学教育では英語で講義を受ける、英語の文献を読み解く、英語で発表を行うなどの能力が求められ、入試でもこうした能力を判定する入試問題の改革が求められている。

 新しい英語問題は、(1)リーディング・リスニングテスト(2)スピーキングテスト(3)ライティングテストで構成し、学科別に受験する組み合わせを指定するなど利用しやすくする。試験結果から弱点を指摘し、今後の英語能力強化に役立てられるようにする。

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