公立高入試採点ミス 兵庫県教育委員会、全校に再確認指示


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受験・入試 公立高入試採点ミス 兵庫県教育委員会、全校に再確認指示

04月17日10時44分

2009年3月に行われた兵庫県内公立高校一般入試で採点ミスが判明した問題で、兵庫県教育委員会は16日、県庁で記者会見し謝罪した。今回の一件は生徒の将来にも影響し、多大な迷惑をかけたということで関係者が頭を下げ、再発防止を努めたいと述べた。

 記者会見は午後2時15分から約1時間続き、冒頭で高校教育課の高見忠之課長ら3人の担当者が深々と頭を下げた。
合格発表後のミス発覚という異例の事態に対して、採点やチェック体制を見直して再発防止に努めたいと述べた。

 ミスのあった設問は記述問題で採点は3人の教諭がペンを替えて計3回見直したが、いずれも正答を不正解にしていたと説明。その後の得点集計も2人で2度にわたりチェックしたが、見落としていたという。

 そのほかの採点ミスがあるかを問われると、集計ミスという報告があることを発言したが、すぐに調査中なのでわからないと発言を撤回し、混乱する場面もあった。

 今回の採点ミスで合否に影響はなかったが、定時制を含む県内の全164校3分校が、約3万人すべての受験生の答案を再点検している現状を強調した。高見忠之課長らは各校からの報告を整理し、原因を分析した上で再度発表するとしている。



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