最高裁判所(東京都千代田区)は、今年7月の卒業試験で受験した185人の司法修習生のうち13%(24人)が不合格になったと発表した。13%は昨年の12・6%を上回り過去最悪。
司法修習生とは、司法試験の合格後、最高裁判所に司法修習生として採用され裁判実務を学び、卒業試験である「司法修習生考試」を合格すると判事や検事、弁護士資格を得る。
法科大学院出身者対象の新司法試験合格者と従来の旧司法試験合格者では別々に行われ、今回の受験者は09年の旧司法試験合格者や、過去に不合格となった再受験者。
卒業試験は連続3回まで受けられ、今回不合格でも再度修習生として採用されれば、11月に行う新司法試験合格者の卒業試験を受け直すことができる。