NHK NEWS(3月22日付)は、22日に行われた愛知県内の2つの県立高校の合格発表で、昨年度の合格者の受験番号を発表したり、合格者一覧の一部を張り忘れたりするなどのミスがあったことが分かったと報じた。
愛知県では、すべての県立高校で22日に合格発表が行われたが、愛知県教育委員会によると、瀬戸市の瀬戸北総合高校では、昨年度に合格した人の受験番号の一覧を張り出した。
番号の一覧は金庫に保管されていたが、昨年度の一覧も捨てられずに同じ場所に残っていて、間違って張り出したということで、およそ3分後に気付いて、正しいものに張り直した。
瀬戸北総合高校によると、少なくとも1人の受験生が、誤って張り出された合格者の受験番号を見て、合格したと思って自宅に帰ったところ、中学校を通じて不合格だったことを告げられた。
高校では、荻原哲哉校長が保護者に電話で事情を説明し、謝罪した。
荻原校長は「重大なミスを起こしてしまい、受験生や保護者に多大なご迷惑をかけて、大変申し訳なく思っています」と話している。
また、豊田市の足助高校では、合格者の受験番号の一覧を10枚に分けて張り出す予定だが、3枚を張り忘れ、20分後に気付いて、追加した。
2つの高校では、受験生のいるすべての中学校に連絡し、再度、受験番号を確認するよう呼びかけている。