京都新聞(7月28日付)は、大学受験に役立ててもらおうと、京都市中京青少年活動センター(中京区)が、受験を終えた大学生から寄贈された参考書を貸し出したり、提供する受験生応援コーナーを設置したと報じた。
高校生らが本格的に受験勉強を始める夏休みに積極的な利用を呼び掛けている。センターには午後9時まで使える自習室があり、今春大学に合格した利用者らの「参考書を捨てるのがもったいない」という声を受け、有効利用することを決めた。
貸し出し・提供コーナーには現在、京都大や京都産業大の過去の入試問題集や、英語や数学、古典、地理などの問題集が約50冊並べてある。
各参考書には「落ち着いて冷静に」とのメッセージや、暗記法や得点源となる重視科目についてのアドバイスが添えられている。
センターは活用を勧めるとともに、「受験の苦しみを乗り越えたうれしさや、頑張れという思いを込めた参考書を、受験生につないでいきたいと思う方に寄贈してほしい」と話している。
寄贈などの問い合わせは同センター TEL 075(231)0640へ。