警備で巡回中の小学校で金品を盗もうとしたとして、県警は25日、大分市金池南、警備会社セコムの大分統括支社所属の警備員、大島貴臣容疑者(22)を建造物侵入、窃盗未遂容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
大分県警の発表によると、大島容疑者は19日夕から20日朝にかけ、大分市立松岡小学校で、1人で巡回警備中に合鍵を使用して職員室に侵入、現金を盗もうとしたとされる。
同小などによると、2月中旬以降、職員室で職員の所持金がなくなるなどしたため、男性教諭が私物の小型カメラを職員室の壁に設置した。
20日にカメラの映像をチェックしたところ、懐中電灯を持った不審者が映っていたため、大分東署に通報した。
今年2月中旬から5月中旬にかけて、同市内の小中学校で未遂も含め約10件の学校荒らしがあり、いずれも同支社の警備で、センサーなども作動しておらず、県警は関連を調べている。同社によると、大島容疑者は07年9月から、同支社に勤務している