NHKニュース（12月14日）は、岩手県大槌町で震災による学業への影響が心配される、受験前の中学3年生を対象にした無料の学習塾が、13日開校したと報じた。
東日本大震災の被災地では、避難生活で勉強時間が減ったり、狭い仮設住宅で集中して勉強ができなかったりするなど、学業への影響が心配されている。
こうしたなか、岩手県大槌町では、東京のNPO法人が、集中して勉強する機会を提供しようと、公民館の部屋を利用して、無料の学習塾を開校。対象は受験を控えた町内の中学3年生で、初日の13日は34人が集まり、被災した地元の塾講師やボランティアの大学生などから英語や数学を教わっていた。授業は、月曜日を除く週6日、夕方から夜まで行われ、バスやタクシーを使って生徒たちの送り迎えもあるが、授業料などはすべて寄付で賄われるとのこと。
