中国新聞（3月15日付）は、広島大（東広島市）の学生が4月、子どもから大人まで受講できる学習塾「Bee Ambitious（ビー・アンビシャス）」を同市西条町に開くと報じた。
少年の更生施設で学習支援に携わる大学院生が、経済事情による子どもの教育格差を埋めたいと考えたのがきっかけ。
発起人は大学院教育学研究科の中村孝さん（27）。市内の児童自立支援施設での学習や生活支援を通し、経済環境に恵まれない子どもが学べる場を開きたいと考えた。賛同した学生が集まり、男女各5人の講師陣で始める。
塾の授業料の相場を調べ、受講しやすい金額を設定した。月謝は週1科目4千円。3科目1万円と、科目が増えると割り引く。英語を中心に要望に応じて複数科目を教える。小中高生に限らず大人の受講も歓迎する。福祉関連テナントを併設する賃貸住宅「C-core（コア）東広島」の1階に開設する。
