スプリックスと東京都豊島区教育委員会、「CBTを活用した授業デザイン」を協働研究


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学習塾・予備校・企業 スプリックスと東京都豊島区教育委員会、「CBTを活用した授業デザイン」を協働研究

配信元:私塾界 11月02日07時35分

株式会社スプリックス(東京・豊島区、常石 博之 代表取締役社長)は、豊島区教育委員会(金子 智雄 教育長)との連携により、CBT(Computer Based Testing)の効果的な活用を通して、基礎・基本となる知識及び技能を定着させるための授業改善を推進する。

2022年度の豊島区研究開発指定校である西巣鴨中学校及び西池袋中学校において、スプリックスが開発した基礎学力・プログラミング・主要教科の理解を評価できる、3 つの CBTを学校向けにパッケージ化した『CBT for school』を活用した新しい授業デザインをともに創造する。
『CBT for school』公式Webサイト:https://foresta.education/cbt

 2021年6月、豊島区内の小中学校8校において、基礎学力に特化して児童・生徒の到達度を評価するCBT「TOFAS」を実施した。その後も「TOFAS」を複数回実施し定点観測することで、子ども達の学力の経年変化を可視化し、学校現場における授業改善や指導改善に繋げる事例を積み上げてきた。
 豊島区教育委員会では、研究開発指定校を通して、豊島区教育ビジョンの重点施策に関する研究を推進している。これまでも学習指導要領の確実な実施に向け、区立幼稚園、区立小・中学校における教育課程の内容・方法等について研究を行い、教育活動の充実と人材育成を図ってきた。2022年度の研究開発指定校である西巣鴨中学校及び西池袋中学校は、「基礎・基本となる知識及び技能を定着させるための授業改善~CBTの効果的な活用を通して~」を研究テーマとしている。
 上記を背景に、研究開発指定校の2校において『CBT for school』を活用した新しい授業デザインを創造し、研究を推進していく。

 具体的な推進の内容はスプリックスが開発した小中学校などの公教育機関に向けた3つのCBTテストから成る『CBT for school』を活用した授業デザインの研究を推進する。それぞれのプロダクトの概要は次の通り。

<CBT for schoolのプロダクト内容>
①国際基礎学力検定TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)
計算、英単語、漢字・語いの基礎に特化して評価するテストシステム。教員による作問や採点は不要である他、児童・生徒の個人成績分析表だけでなく、クラスや学年単位での成績表も用意しており、経年での成績推移可視化にも対応している。全世界での累計受検者数はのべ25か国・150,000人を超えており、国際基準で学力を評価できる。

②単元別テスト
学習塾向け教材フォレスタの制作で培った教材開発ノウハウと、TOFASで構築したテストシステムのプラットフォームを融合させることで、新たなCBTシステムを構築した。これにより、児童・生徒個人だけでなく、クラス別、学校別のテスト結果もデータベースにて集積し、分析結果を現場教員が日頃の授業改善のために活用できる。作問・採点作業のデジタル化により教員の業務負担軽減を実現した他、テスト結果のデータベース化で習熟度の把握・比較を容易にし、業務効率化に貢献する。

③プログラミング能力検定
プログラミング能力検定は、全国3,000を超える教育機関で実施されている日本最大級のプログラミング検定。プログラミング概念の理解度を体系的に分析・評価することができ、それまでの学習成果を証明するとともに、その後の効果的な学習につなげることができる。

私塾界

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