学校裏サイト 削除依頼を出した横浜市立中学の男性教諭が中傷被害―生徒の相談受け


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中学校 学校裏サイト 削除依頼を出した横浜市立中学の男性教諭が中傷被害―生徒の相談受け

04月18日14時19分

 神奈川県横浜市内の市立中学校で、学校裏サイトと呼ばれる掲示板に教諭が削除依頼をしたところ、サイト内で「ネットをかぎ回って削除依頼をしている」などと誹謗(ひぼう)中傷を受けたことが17日、横浜市教育委員会の調べで分かった。教師にも向けられるネット上の暴力に学校側は苦慮しており、横浜市教育委員会は月内に、市内の全145中学校の教員を対象とした実態調査を行う。

 調べによると、裏サイトの管理者に自分が生徒指導の教諭であることを明かしてメールで削除を依頼した直後、教諭個人を中傷する書き込みがあった。実名は伏せられていたが、名前の一部を引用していたため学校関係者には分かる内容だったという。

 横浜市教育委員会では、削除依頼をした教諭への中傷はこれにとどまらないと判断。24日に開かれる全市の生徒指導専任教諭協議会で、削除依頼をしたことで教諭が受けた誹謗(ひぼう)中傷被害についてのアンケート調査を実施する。

 同調査を担当する横浜市教育委員会 小中学校教育課 児童生徒担当課長の斎藤宗明氏は「生徒から相談を受ければ、教諭は削除依頼の対応をせざるを得ない。だが現状の制度では、発信者情報開示を求める際本名を明かさざるを得ず、教員側のリスクも大きい。24日に全市協議会で実施するアンケートを基に、対策を検討したい」と話している。


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