神戸市教育委員会は、部活動や授業中の熱中症対策として、学校への製氷機設置を決定した。対象は神戸市内すべての中学校と一部の小学校で、今月から据え付け作業を開始した。
神戸市教育委員会によると、昨年度は部活動などで3名、生徒が熱中症で救急搬送された。部活動のある中学校では、学校での熱中症対策が課題となっていた。
製氷機は1日20~25キロの製氷能力があるといい、熱中症だけでなく、ねんざや骨折などの応急手当にも役立つことが期待される。
神戸市教育委員会は「熱中症により命を落とすこともある。製氷機を十分に活用し、予防に役立ててもらいたい」と話している。