京都大学の西村和雄特任教授と同志社大学の浦坂純子准教授らの研究チームは、2008年6月に民間のリサーチ会社に調査を依頼し、1632人のデータを分析した。その結果、文系学部出身者の平均年収が約583万円であったのに対し、理系学部卒業者は約682万円となっており、理系学部出身者の平均年収が文系学部出身者の平均年収をが約100万円上回っている事が分かった。
今回の調査の対象者は、20から60代(平均年齢43歳)で、文系学部出身者が988人、理系学部出身者644人であったという。 京都大学・同志社大学などの研究チームによると、過去の「文系の生涯所得が約5000万円多い」という調査結果などから、一般に「文系が高収入」とされていたというが、今回は逆の結果となったという。
今回の調査結果については2010年8月27日に京都大学で開かれる理数教育の公開シンポジウムで発表するとしている。