50歳すぎて大学生…政策・経営系が人気


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その他 50歳すぎて大学生…政策・経営系が人気

配信元:私塾界 11月11日08時54分

zakzak(10月31日付)によると、定年後、自宅以外にも自分の居場所を作りたいと考え、定年前の50歳過ぎから大学や大学院に行こうと計画する人が増えているようだ。

記事では、東京・高円寺にある予備校「中央ゼミナール」のステップアップサポート部に、大学や大学院入学を目指して、40代や50代の社会人が多数通っているそうだ。同校の宍戸ふじ江ステップアップサポート部長はこう語る。
「現在、社会人に対して門戸をひらく大学・大学院は大変多くなっています。50歳どころか、60歳でも十分に入学可能です。大学院にも行こうと思えば入れます。試験は面接と小論文、書類選考のみという大学も多いからです」

明治大学法学部でも、50歳以上が受験可能な「マスターズ入試」を実施中。受験生に課せられるのは書類審査と小論文、面接だけで、学科の試験はない。同大の募集要項には「社会経験豊富な中高年の方々が若年学生と交流することによって、これまで以上にキャンパスが活性化することを期待」すると記されている。

社会人の受験生に人気なのは政策・経営系の大学・大学院だ。東京大学公共政策大学院も、そのひとつ。前述の中央ゼミナールからの合格者も多く、行政の経験を積んだ社会人が大学院入学を目指して勉強し、合格するケースもあるという。
「東日本大震災の影響で、地域コミュニティーのあり方を研究したいという方も増えてきました。定年後の居場所作りという目的なら、ソーシャルキャピタル(社会関係資本)を研究するのもいいでしょう」(前出・宍戸部長)

多くの社会経験を経て、再度学ぶ社会人は今や珍しい存在ではなく、大学側も熱心に獲得競争に乗り出しているようだ。(N)

私塾界

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