「漢検」審査基準改定、平成24年度から実施


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その他 「漢検」審査基準改定、平成24年度から実施

配信元:私塾界 02月17日08時45分

財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市下京区、理事長:髙坂節三)は、日本漢字能力検定(以下、漢検)の審査基準を改定し、平成24年4月から新しい審査基準による検定を行うことを発表した。

日本漢字能力検定における審査基準とは、各級の検定で受検者の漢字能力を審査するための基準となるもの。各級の検定で対象となる漢字の範囲やそれらの漢字に関して適用される領域・内容を示している。

漢検は、社会や学校教育で必要とされる漢字能力の習得の度合いを測定する検定であることから、2級のレベルを「すべての常用漢字を読み書き活用できるレベル」と定めている。平成22年に内閣から新しい常用漢字表が告示されたため、この度2級の対象漢字を2,136字(新しい常用漢字表に含まれる全ての漢字)とした。

同時に、2級に向けてより段階的に学習しやすいよう、準2級から10級の審査基準も見直した。学校教育では、新しい常用漢字表に基づく漢字指導や国語教科書の改訂の時期を平成24年度からとしている。そのような状況を踏まえ、漢検における審査基準の改定も平成24年度の検定から行うことにした。

また、新しい審査基準による検定に向けて学習する方のため、協会発行の書籍も全シリーズについて改訂し、2月上旬より順次発売している。

漢検は、受検者が3歳から101歳という幅広い年齢層にわたり、平成22年度には累計志願者数が3,000万人を超えた。また年間の志願者数のうち、18歳以下が全体の90%にのぼり、中学生が40%以上を占め、ついで高校生は約30%、ついで小学生も約20%に達している。

●お問い合わは下記まで。
財団法人 日本漢字能力検定協会
http://www.kanken.or.jp/

私塾界

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