札幌で全国おやじサミット開催、父親たちが交流


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その他 札幌で全国おやじサミット開催、父親たちが交流

配信元:私塾界 11月26日08時38分

学校を盛りたてる活動をする全国の「おやじの会」が交流する「全国おやじサミット」が11月3日、札幌市で約350人が参加して開かれた。

おやじサミットは高松市で2003年にスタートし、全国組織「日本おやじの会」(京都市)の加盟団体が毎年持ち回りで開催している。これまで京都や広島、熊本市などで開かれ、東日本では初めての開催。自然体験活動や夏祭り、子供の安全を図る夜のパトロールなど、各地の団体の日々の活動が報告され、参加者の情報交換や交流を図ってきた。

10回目を迎えた今回の札幌でのサミットでは、実行委員長の森田圭三・札幌清田高PTA会長が「児童虐待やいじめが増え続けるなか、生きることやコミュニケーションの大切さをおやじの立場で子供たちに伝える必要がある。サミットで交流して活動を盛り上げよう」と挨拶した。また、初めて特別支援学校の組織も参加。地域とのつながりやいじめ、子供のトラブル防止などの7つの分科会が開かれ、母親任せで存在感の薄い子育てに関する「おやじ」の出番を考えた。

特別支援学校の分科会では道内と福岡市で活動するメンバーが報告した。道内では道立特別支援学校58校の約3分の2で「おやじの会」が結成されているといい、2003年には特別支援学校の全道サミットを開くなど活発に活動中だ。真駒内養護学校では夏祭りを開くほか、年に2、3回子どもたちに外遊びの楽しさを教える「車椅子サッカー」やダンス、雪遊びなどの機会を設けている。天沼宇雄会長は「夏祭りには地域の人たちも参加し、雪遊びは地元の高校生が雪山づくりを手伝ってくれる。養護学校は地域から異質感を持たれるケースもあるが、地域との絆づくりにつながる」と活動の大切さを訴えた。
また、網走養護学校の阿部有市・前会長は毎年、バザーやイモ掘りなどをしながら、父親同士が酒をくみ交わして親交を深めていると紹介。「懇親会で帰宅が午前様になることが多く、女房から『そんな暇があるなら子どもの面倒をみなさい』と小言を受ける」と話すと、大きな笑いが起きた。

「おやじの会」は、東京・中野富士見中で1986年に起きたいじめ事件などをきっかけに80年代に全国に広がったが、あくまで任意の団体のため設立状況が学校によって違う。札幌市では小学校の約60%、中学校の5%にあるというが、「どんな活動をしたら良いか分からない」との声やメンバーの先細りの問題などの課題も多い。札幌市内の連絡組織「札幌おやじネットワーク」の今井基義代表は「PTAは組織がしっかりして敷居が高いところもあるが、おやじの会は好きな時に参加すればいい。PTA活動を補完しながら、みんなで楽しんでやれることを考えていけばいい」と話していた。

私塾界

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