公益財団法人サントリー芸術財団は18日、世界的名器の楽器貸与事業を2014年秋から開始すると発表した。
発表によると、毎日新聞社が主催する「第68回 全日本学生音楽コンクール全国大会 バイオリン部門中学校の部・高校の部」で新設される「サントリー芸術財団名器特別賞」に選ばれた該当者に、世界的名器であるバイオリン5挺のうちいずれか1挺を無償で3年間貸与するという。
賞決定の翌年の4月1日から3年間の貸与期間で、貸与楽器は以下の通り。
(1)JACOB STAINER(1669年製作)
(2)GENNARO GAGLIANO(1774年製作)
(3)JEAN-BAPTISTE VUILLAUME(1855年製作)
(4)ANGELO TOPPANI(1740年製作)
(5)TOMASO CARCASSI(1751年製作)
サントリー芸術財団は、世界的文化遺産である弦楽器名器を保全し次世代への継承と、貸与事業を通して若手音楽家の育成、クラシック音楽の発展に貢献することを目指していくという。
■サントリー芸術財団が世界的名器の貸与事業を開始
http://www.suntory.co.jp/sfa/news/
■全日本学生音楽コンクール 公式サイト
http://gaccon.mainichi-classic.jp/index.shtml