文部科学省は9日、火山研究の進展及び今後の火山災害対策に貢献することを目的として、東京工業大学等の研究者に科学研究費助成事業(特別研究促進費)による助成を行うことを決定したと発表した。
それによるとこの決定は、平成30年1月23日に草津白根山の本白根山で発生した噴火について、「顕著な前駆的な活動がない水蒸気噴火プロセスの解明」「今後の火山活動の推移の予測」「融雪泥流発生リスクの評価」のための総合的な調査を実施し、火山研究の進展及び今後の火山災害対策に貢献することを目的としているという。
研究課題名を「2018年草津白根山噴火に関する総合調査」として、全12機関、計22名の研究組織に対して、研究経費として2080万円を助成するという。
■「2018年草津白根山噴火に関する総合調査」への科学研究費助成事業(特別研究促進費)による助成について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/02/1401274.htm