オリコン満足度調査のデータを学術的研究分野へ無償提供


  1. 教育情報サイトeduon!ホーム
  2. 教育ニュース
  3. その他
  4. オリコン満足度調査のデータを学術的研究分野へ無償提供

その他 オリコン満足度調査のデータを学術的研究分野へ無償提供

配信元:私塾界 03月12日08時59分

3月7日、株式会社orison ME(東京都港区、小池恒代表取締役社長)が、学術・研究目的の利用を対象に、2006年より実施している同社の「満足度調査」のデータを無償で公開することを発表した。同時に専門webサイトも開設する。

同社は、2006年より“見えない満足を可視化する”をコンセプトに、商品やサービスにおける顧客満足度調査を、実際にサービスを利用したことのあるユーザーを対象に行ってきた。これまで約100の産業、累計198万人に回答を得ており、日本最大規模の調査データを保有している。今回、この調査データを学術的な研究分野へ提供することで、新たな技術・サービスへの転換、ビジネスチャンスの創出に役立ててもらう。

 近年様々な分野で、大量かつ多様なデータの利活用が盛んになっている。しかし、その知識・スキルを統合して、目的志向のデータ解析を実践できる人材育成や仕組み作りが課題にもなっている。

 今回の同社の発表は、現場のリアルなデータを入手することが可能になり、サービスマーケティングや統計学・データサイエンス等の研究の発展、理論の実践のための教育に寄与することが期待される。

「オリコンから生のデータが公開されることで、たくさんの人々が今よりデータサイエンススキルを向上させる機会に恵まれる」(統計家・株式会社データビーグル代表取締役 西内啓氏)

「データ提供の取り組みは産学連携研究を促進させ、オリコンの顧客い満足度調査・分析に関連する技術力向上にも繋がることが期待される」(慶應義塾大学理工学部教授 鈴木秀男氏)

 と専門家からも期待のコメントが発表された。

 提供開始は、2019年夏頃を予定。まずは2016年以降の調査データから提供を開始し、順次公開していく。それに伴い、データ分析のコンペティション、データ活用のセミナーなどの開催も予定している。

私塾界

掲示板 このニュースについて掲示板のトピックを立てる