「デジタル読書」広がる 進研ゼミ会員向け「電子図書館まなびライブラリー」登録者数100万人突破


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その他 「デジタル読書」広がる 進研ゼミ会員向け「電子図書館まなびライブラリー」登録者数100万人突破

配信元:私塾界 04月22日07時37分

株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)の「進研ゼミ」が提供する、小学生から高校生の会員向け「電子図書館まなびライブラリー」(進研ゼミの受講費内サービス)は、新型コロナウイルスによる一斉休校期間に注目が高まり、休校解除後も継続して利用されて、登録者数・月次利用者数・書籍貸出数・書籍PV数が大幅に増加した。なかでも、小学生の利用が大きく伸びており、電子書籍で本を読む「デジタル読書」が、子どもたちにも身近になってきている。子どもたちの「デジタル読書」の変化について、「まなびライブラリー」の利用状況データで紹介する。

◆コロナ禍の一斉休校で「デジタル読書」の利用活性化
 新型コロナウイルスによる一斉休校期間中の2020年3月に「まなびライブラリー」は期間限定で進研ゼミ会員以外の子どもたちに一般開放を行ない、多くの方に利用された。その後、4月・5月に会員向けサービスにおいても利用する子どもたちが大幅に増加して登録者数は100万人を突破、2021年3月では約106万人、月次利用者数は約64万人になった。
 2020年度の1年間で見ると、平均月次利用者数は前年より約1.5倍となり、20万人近く増加した。「まなびライブラリー」は通常の図書館のように人気の本が「予約待ち」の状態になることなく自由に読めることも後押しし、書籍貸出数も対前年で約1.9倍の延べ3,500万冊までに膨らんだ。本を開いた回数を表す書籍PV数も約2倍の8,800万PVになった。

◆小学生、特に低学年への「デジタル読書」利用が広がる
 平均月次利用者数の変化を学年別でみると、「デジタル読書」が大きく伸びたのは、小学生だった。なかでも小学校低学年では対前年で約2倍の伸びとなっている。小学校低学年の家庭では、これまで「紙の本がよい」「デジタルはまだ早い」と子どものデバイス利用や電子書籍の利用をやや避ける傾向にあったが、コロナ禍のなか、子どものデバイス利用や「デジタル読書」のハードルが下がったものと思われる。

◆休校解除後も、魅力的な作品で子どもたちは継続的に利用
 「まなびライブラリー」は約1,000冊の書籍が定期的に入れ替わり、子どもたちが自分にとって魅力的な本を次々に読めることも、利用が続く一因になっている。人気のあった作品としては、小学校低学年では「おしりたんてい」「かいけつゾロリ」などの絵本・児童書から伝記や図鑑まで幅広く、小学校高学年から中学生では児童文庫レーベル(角川つばさ文庫・講談社青い鳥文庫・集英社みらい文庫)、高校生では『そして、バトンは渡された』など話題の文芸書やミステリー、旅行記なども読まれていた。
 前年も人気だった作品の続編『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ みらい文庫版』も掲載しており、子どもたちの「まなびライブラリー」利用がますます高まることが予想される。

◆読書は子どもたちの「心の安定」にも効果
 ベネッセ教育総合研究所の調査・研究によると、本を読む子どもほど、本を読んでいて「時間がたつのを忘れるくらい夢中になる」「心が落ち着く」と回答する傾向が見られた。コロナ禍で心の健康について報じられる機会が増えているが、読書は、楽しみを広げ、気持ちの面でも大切な存在となっていることがわかる。

私塾界

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