国立科学博物館史上初となる、官民連携による地域振興を目的とした巡回展「ポケモン化石博物館」開催


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その他 国立科学博物館史上初となる、官民連携による地域振興を目的とした巡回展「ポケモン化石博物館」開催

配信元:私塾界 04月26日08時09分

国立科学博物館(東京・台東区、篠田 謙一 館長)では、地域の活性化を目的として複数の地域の博物館と協働して巡回展を制作する。

この第一弾として、株式会社ポケモン(東京・港区、石原 恒和 代表取締役社長)の協力のもと、三笠市立博物館(北海道・三笠市、加納 学 館長)をはじめとする複数の博物館と「古生物とポケモン」をテーマに、観察や比較を通じて、古生物学を楽しく学ぶことができる展示を制作した。2021年夏の三笠市立博物館での開催を皮切りとして、日本各地を巡回する。

• 巡回展「ポケモン化石博物館」
​【開催期間】2021年 夏 〜 2023年 夏(予定)
【巡回会場】
2021年 夏:三笠市立博物館(北海道三笠市幾春別錦町1-212-1)
     7月4日(日)〜9月20日(月)
2021年 秋:島根県立三瓶自然館サヒメル(島根県大田市三瓶町多根1121-8)
2022年 春:国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
2022年 夏(予定):豊橋市自然史博物館(愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238)
※以降の巡回先については調整中
【主  催】巡回会場となる博物館、独立行政法人国立科学博物館
【企画協力】株式会社ポケモン
【協  力】群馬県立自然史博物館、豊橋市自然史博物館、島根県立三瓶自然館 ほか

• 開催概要
 独立行政法人国立科学博物館では、地域の複数の博物館と協働して、多くの方が楽しんでもらえるような展示を作り、それを全国に巡回させる事業を行っている。

 この展示は、原案者の三笠市立博物館の相場大佑氏を中心に、国立科学博物館をはじめとする複数の博物館や株式会社ポケモンが力を合わせて制作した。人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場する「カセキ」「カセキポケモン」と私たちの世界で見つかる「化石」「古生物」をテーマにしている。「観察・比較」という科学の基本的な手法を体験しながら、これらの形や生態、それぞれの世界の化石研究の共通点・違いを発見し、楽しみながら古生物学を学ぶことができるのが特徴だ。

 この展示は2021年の夏に北海道にある三笠市立博物館での開催を皮切りに、日本各地での巡回を予定している。なお、国立科学博物館での開催は、2022年春を予定している。

• 巡回展の制作について
 2019年4月に独立行政法人国立科学博物館内に設置された「科学系博物館イノベーションセンター」では、博物館の持つ様々な資源を活用した取り組みを実施することで、国立科学博物館の経営基盤の強化と地域の博物館も含めた科学系博物館の活性化を目指して事業を実施している。

 この巡回展は、地域の複数の博物館と協働し、各博物館の学芸員の知恵と技術を集結し、一つの博物館だけでは制作が困難な規模・内容の展示を制作し、これを巡回することで、日本各地で質の高い企画展示を楽しんでもらうことを目的としている。

• 三笠市立博物館について
 三笠市立博物館は、北海道三笠市が1979年に設置した総合博物館。
 国の天然記念物に指定された「エゾミカサリュウ」など、1,000点もの化石が展示されており、別名「化石の博物館」として知られている。中でもアンモナイトに関しては、大小様々な種類が並んでいて、世界屈指の展示となっている。

• 展示監修
・総合監修:三笠市立博物館 主任研究員・学芸員 相場 大佑(あいば だいすけ)
 専門:古生物学
 不思議な殻を持つ中生代白亜紀の「異常巻きアンモナイト」の進化や分類が研究テーマ。
 好きなポケモンは「オムナイト」。
© 2021 Pokémon. © 1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

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