入試に出題される「SDGs」の問題傾向について、保護者の約90%が「関心がある」


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その他 入試に出題される「SDGs」の問題傾向について、保護者の約90%が「関心がある」

配信元:私塾界 09月21日07時43分

SDGs小中高生の家庭のSDGsに関する意識調査
 株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭 代表取締役社長)が運営する栄光ゼミナールが、2021年8月11日~25日にかけて、「小中高生の今年の夏休みの過ごし方に関する調査」を実施し、その結果を公表した。

保護者に、「自身は「SDGs」についてどの程度関心があるか」を聞いたところ、80%以上の保護者が「とても関心がある」「やや関心がある」のいずれかに回答し、「SDGs」の関心度は非常に高いことが明らかとなった。

逆に、保護者に「子どもに「SDGs」について関心をもってほしいと思うか」を聞いたところ、小学生保護者・中高生保護者とも95%以上が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答。自分の関心度よりも「子どもにSDGsに関心をもってほしい」と考えている保護者が多いことも明らかとなっている。

保護者に「自身の子どもは『SDGs』という言葉を知っているか」を聞いた。小学生保護者・中高生保護者とも、80%以上が「知っている」と回答。保護者に加えて多くの小中高生にも「SDGs」が浸透していることがわかる。

では、そのきっかけは何か? 「子どもが『SDGs』を知っている」と回答した保護者に、きっかけを聞くと、小学生保護者・中高生保護者ともに最も多かったのは「SDGsについて学校で学んだ」こと(小学生保護者65.7%、中高生保護者79.9%)。学校の影響が大きいことが見受けられる。

 また、「SDGsに関するニュースを見たり聞いたりした」ことがきっかけになったのは、小学生・中高生も半数以上(小学生保護者53.6%、中高生保護者57.6%)いることが分かった。

学校の授業についても聞いた。

「子どもが通っている学校で、これまでにSDGsを取り扱った授業があったか」の質問に、小学生保護者の49.1%、中高生保護者の59.5%が「授業があった」と回答した。

 この結果に対して、栄光ゼミナールは、「小学校では2020年度から、中学校では2021年度から、高校では2022年度導入の新学習指導要領では、「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されており、教科書でも取り上げられるなど、学校においてSDGsの授業や取り組みの機会が増えていると考えられる」と分析している。

中学・高校・大学入試に関する質問も聞いている。「入試に出題される「SDGs」の問題傾向について、保護者自身はどの程度関心があるか」を聞いたところ、小学生保護者・中高生保護者の約9割が「とても関心がある」か「やや関心がある」のいずれかを答えており、入試から見たSDGsの関心度も非常に高いことが明らかとなった。

自由回答式でSDGsに関して、家庭で子供と一緒に取り組んでいることも聞いている。

・フードロスを減らすための取り組みをしているプロジェクトをクラウドファンディングで支援している。

・ネガティブな内容のニュースが報じられるたびに、SDGs の観点で足りなかったことがあったからこの結果になったのではな いか、という話をしている。

 などの答えがあった。

 年々、入試でSDGsに関する問題の出題は増加している。栄光ゼミナール中学入試社会科責任者は、

「ご家庭での日常会話の中で、学んだことを子供から聞いたり、関連する日本や世界のニュースを話したりなど、大人も子供も一緒にSDGsについて学んでみてはいかがでしょうか。多くの情報に触れ、興味を広げて考えることが入試対策にもつながります」とコメントしている。

〈調査概要〉

調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2021年8月11日(水)~8月25日(水)

回答者数:487 人(小学生保護者:218人、中高生保護者:269人)

〈詳細〉

https://www.eikoh.co.jp/upimgs/2109SDGs.pdf

私塾界

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