「SB Student Ambassador」開催


その他 「SB Student Ambassador」開催

配信元:私塾界 12月23日07時38分

株式会社日本旅行(東京・中央区、小谷野悦光 代表取締役社長)は、2022年2月24日(木)・25日(金)に実施される「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」において、次世代を担う高校生と共にサステナブルな社会の実現に向けて共創する育成プログラム「SB Student Ambassador」を開催する。

今年で3年目となる同プログラムの開催にあたり、秋季に開催したブロック大会出場校から過去最多となる59校の応募があり、厳正な論文選考から招待する13校の高校が決定した。

「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」開催概要

・実施日時:2022年2月24日(木)・25日(金) 2日間(現地参加又はオンライン参加)
・実施場所:パシフィコ横浜ノース
・テーマ :「REGENERATION(リジェネレーション=再生)」

サステナブル・ブランド国際会議とは

 経営の根幹に「サステナビリティ(持続可能性)」を取り入れ、自社の競争力とブランド価値を高める取り組み。一企業、一団体では達成困難なSDGs に対して、組織の枠、企業の垣根、そして国境を越えた交流の場を提供し、参加者同士が次なるイノベーションを生み出すプラットフォームの創出を目指している。
 この会議は、国内外の企業・自治体のSDGsに関する最新の取り組みや潮流を知り、各業界の第一線で活躍するイノべーターとネットワーキングができる国内最大、4000人規模で開かれるサステナビリティに関するコミュニティイベント。

「SB Student Ambassador」参加決定校

1. 開催の背景
2030年までに、ミレニアル世代やZ世代が労働及び購買層の圧倒的多数を占めるようになる中、社会は彼らの優先順位や多様化する価値観に耳を傾け、対応していく必要があります。また、内閣府SDGs推進本部が発表している「SDGsアクションプラン2021」では、「持続可能な開発のための教育(ESD)を推進し、次世代へのSDGs浸透を図る」を重点事項として挙げている。今後ESD教育(持続可能な開発のための教育)は益々重要になると考えられている。

2. 高校生参加の目的
 次世代を担う未来のリーダーである高校生に、最新のサステナビリティへの取り組みに対して知見を深めると同時に、高校生が持つ価値観や社会に求めるものを共有し、サステナブルな社会の実現へ向けて、共創していく機会とする。

3. 応募要領および選考方法
■応募方法:各ブロック大会で設定された2~3のテーマのうち1つを選択し、そのテーマに関連したSDGs目標達成のために私たちが取り組めること、という主題で論文を提出し、応募。各校1点まで。
■応募期間:2021年11月8日(月)~2021年12月3日(金)
■選考方法:
Sustainable Brands Japanのカントリーディレクターである鈴木紳介氏を審査委員長とし、SB国際会議横浜プロデューサー、Student Ambassador全国大会事務局、日本旅行等からなる審査委員会を設置し、①SDGsへの理解度 ②提案内容 ③提案力の3つの審査基準に加え、熱意や革新性などの面から総合的に評価した。

4. 招待決定高校と各学校のテーマおよび決定理由(五十音順)

・大阪学芸中等教育学校 (大阪府)
「令和天下の台所」
商人文化が根付く大阪を発信し、押し付けることなく他地域との交流を促進することで、地域共生社会の実現を目指す提案。本会議では、”交換物産展”という高校生らしいアイデアをより実現できるため、様々な企業の取組み事例を参考にブラッシュアップしてほしい。

・岡山県立倉敷鷲羽高等学校(岡山県)
「こじまっちんぐ」×「SDGs」 ~パートナーシップで地域活性化,持続可能なまちづくり~
地域資源を活用し課題解決に取り組む実体験を元に、未来を担う高校生の立場でじぶんゴトとして取り組み、企業と連携し、ビジネスを通した持続可能なまちづくりの提案。ブロック大会で得た知識を生かし、出会った企業と連携し、新たな取り組みをスタートさせている。

・かえつ有明高等学校 (東京都)
「己を愛せ」
環境問題と自己肯定感の関連性を定義し、意識改革を目的としたプロジェクトに取り組む行動力を評価。本会議では、SDGsへの理解を深めるとともに、企業の先進事例を学び、活動の幅を広げてほしい。

・片山学園高等学校(富山県)
「ソーシャルグッドな政策提案」
日々の生活で活用している商品と、それが与える環境への影響を分析。今回、得た知識を基に、本会議ではSDGsの達成に取り組む様々な人と交流し、連携することによりよい提案を行ってほしい。

・関西大学高等部(大阪府)
地域共生のSDGs目標#11 「住み続けられるまちづくりを」
住み続けられるまちづくりに欠かせないテーマである”減災”という切り口から、支援物資や食品ロスなど課題を整理し、解決に向けた循環を生み出す仕組みが評価された。本会議で様々な事例に触れ、大阪万博に向けた具体的な提案を行ってほしい。

・相模女子大学高等部(神奈川県)
「私達が考える地域共生」
自分たちの目線で感じている地域の課題を洗い出し、高齢化が加速するまちづくりの在り方についての提案。本会議では、自治体と企業が共創しながら住みやすい街づくりを行う事例等を参考により良い提案をしていただきたい。

・札幌日本大学高等学校(北海道)
「魚から、肉から、食事が地球を救う」
「世界で起きていることは身近なアクションで解決できる」ブロック大会の基調講演のエバンズ亜莉沙氏の言葉から高校生が自ら取り組むことのできる「食事変革」を提案。変革がもたらす様々な影響も考慮しながら取組みを考えた点を評価した。

・芝浦工業大学附属高等学校(東京都)
「アプリを用いたプラスチック消費量の見える化」
環境問題を耳にしながらも、気付かぬうちに環境に負荷をかけている現状に対し、アプリで見える化し意識改革、行動変容を促す提案を評価。また、その概要を自作のルールやイメージ図でわかりやすく表現できていた。

・洗足学園中学高等学校(神奈川県)
Sustainable Fireworks Display(SFD)
地元で開催されている花火大会での課題に着目し、住民主体の課題解決策を評価した。本会議では様々先進企業の取組みを学び、イベントを開催することで発生する新たな問題も考慮した提案を行ってほしい。

・名古屋市立名古屋商業高等学校(名古屋)
「サステナポイント」で地域を活性化する
現状課題の背景を整理し、解決する為にアプリを活用しながら周囲を巻き込む発想が高く評価された。また、利用者と受入側双方にとっての改善策を示し、その概要や数値を用いた提案があった。

・名古屋大学教育学部附属高等学校(名古屋)
「Healthy train town」
自家用車のCO2排出量を削減しつつ、誰一人取り残さないまちづくりの提案。高校生らしい独創的な発想と表現を評価した。本会議において企業側の意見を聞くことで、提案のさらなるブラッシュアップを期待したい。

・奈良女子大学附属中等教育学校(奈良県)
修学旅行イノベーション 修学旅行を「クエスト」にするーゲーミフィケーションで実現!楽しい主体的で深い学びー
高校生ならではの斬新なアイデアと仕組みで修学旅行の価値を地域と共に創ることに重きを置いた提案。地域が主体的に取り組める工夫がなされており、奈良県の観光振興を牽引していただきたい。

・三田国際学園高等学校(東京都)
「月経と環境問題の関係性について」
あまり知られていないが、生理用品は海洋プラスチックゴミ問題に大きな影響を与えている点を指摘。ニッチな分野へのチャレンジと熱意を評価。本会議では、この問題解決をイベント開催で終わらせることなく、様々な取り組み事例を参考に、さらに進んだ提案を期待したい。


 選考に先駆けて、事前学習の場として、「SB Student Ambassador全国大会」を富山ブロック(10月17日)、岡山ブロック(11月6日)、東日本ブロック(10月31日)、西日本ブロック(11月7日*オンラインも実施)で実施し、合計97校696名が参加した。SDGsに関連した最先端の活動に取り組むオピニオンリーダーたちによる「SDGs基礎講座」でサステナビリティを学んでいただいたほか、実際にサステナビリティ先進企業で活躍する人たちの講演をテーマ別に聴講した上で、サステナブルな社会の実現に向けてSDGsを活用し、何ができるのかをディスカッションするワークショップを行った。

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