現役高校3年生の8割が「成人になる実感がない」と回答、成人したらやりたいこと1位は「選挙の投票」


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その他 現役高校3年生の8割が「成人になる実感がない」と回答、成人したらやりたいこと1位は「選挙の投票」

配信元:私塾界 05月09日07時42分

スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬 高志 代表取締役)は2022年4月6日~7日にかけて、学習管理アプリ「Studyplus」上で現役高校3年生のユーザーを対象に”成人年齢引き下げ”に関する調査を実施、1,379人から調査に対する回答を発表した。

”成人年齢引き下げ”に関する現役高校3年生1,379人調査の5大トピックス
① 「成人することに関心がある」現役高校3年生は、8割を超える。一方、「成人する実感がない」という回答も8割超え。
② 成人したらやりたいこと1位は「選挙に行って投票」。約6割が意向を示す。
③ 消費者トラブルのリスクは、約9割の現役高校3年生たちが認識。一方で、4割程度は「対策方法を知らない」と回答。
④ 現役高校3年生の8割超が、学校で消費者トラブルを教わる。家庭で教わった割合は3割程度にとどまる。
⑤ 6割超の高校3年生が「成人する」=「責任が生じること」と自覚。

■①『成人年齢引き下げ』に関する意識調査
【調査項目】
・来年3月までに成人を迎えることに関心はありますか?
・成人=大人になる実感はありますか?

【結果】
・現役高校3年生の81.3%が、自身が成人することに対しての関心があり。
・一方、成人して大人になることに対しては、79.8%が「実感なし」と回答。

【調査項目】
・18歳になったらできるようになることを知っていますか?
・18歳になったらできるようになることの中で、やってみたいことはありますか?

【結果】
・成人年齢引き下げによって18歳になったらできるようになることは、「よく知っている」「少し知っている」を合わせると8割超え。
・やってみたいこと1位は「選挙の投票」、約6割が意向を示す。
・2位「クレジットカードを持ちたい」34.1%、3位「部屋を借りて一人暮らし」30.3%、4位「10年有効のパスポートを取る」24.4%、5位「国家資格を取る」23.1%と続く。

■②『消費者トラブル』に関する意識調査
【調査項目】
・消費者トラブルに関するリスクを知っていますか?
・消費者トラブルにあった際の、対策方法を知っていますか?

【結果】
・消費者トラブルのリスクは、9割近くが認識。
・一方で、「聞いたことはあるが、あまり知らない」29.3%、「知らない」13%と、4割以上が対策方法をよく知らない結果に。
・消費者トラブルのリスクを「よく知っている」割合は47.1%に上る一方で、対策方法を「よく知っている」の割合も16%にとどまる。リスクは理解していても、具体的な対策方法までをしっかりと理解している割合は低い。

【調査項目】
・消費者トラブルについて、学校で教わる機会はありましたか?
・消費者トラブルについて、家庭で教わる機会はありましたか?

【結果】
・84.3%が、学校で消費者トラブルに関するレクチャーを受けている。
・一方、家庭で教わっている割合は、34.2%にとどまる。

■成人を迎える高校3年生たちの生の声

【調査項目】

成人=大人になるとはどういうことだと思いますか? ※必須項目
以下、一部回答の抜粋
「自由に出来ることが増え、責任も重くなる」
「自分の行動全てに責任が伴う。「自立しなさい」っていう暗示みたいなものだと思ってます。」
「自分の行動に責任が問われるということ。今までは子供が何しても責任は親にあったけど,これからは自分で責任を負わなくちゃいけないし考えなくてはいけない。」
「親の同意なしに出来ることが増える反面、自分で責任を負わなければいけないことが増えるということ。」

【調査項目】

成人を迎える意気込みがあれば、ぜひ教えてください。 ※任意項目
以下、一部回答の抜粋
「今後自分が置かれる立場や責任を自覚し、一つ一つの物事に積極的に丁寧に取り組めて、さらには周りのことも気遣える人になれるよう努力していきたいと思っている。」
「あと1年も子どもでいられないが実感がなくて緊張しますが、大人になるのは楽しみです。」
「政治の仕組みなど、大人として知るべき知識が不足しているため補いたい。」

【結果】
・「成人=大人になるとはどういうことだと思いますか?」というアンケートに対して、全体の6割以上にあたる868名が「責任」という言葉を回答に使用。
・「成人を迎える意気込み」に関しても、大人としてのあるべき姿を自分なりに考え、責任を持って社会に貢献していこうとする回答が多数。

◆本調査の概要
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(現役高校3年生)
回答者  : 1,379名
調査方法 : インターネット調査
調査時期 : 2022年4月6日〜4月7日

私塾界

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